ままぱれ

子育てをひとりで頑張らない!〜家族で、地域で、子育てをみんなで楽しもう!〜

皆さん、子育てを楽しんでいますか?
「今を乗り切れば何とかなるから」と辛い気持ちを我慢していませんか?
マイナスな気持ちを、ゼロではなくプラスに。みんなで子育てすれば、きっと楽しめます♪

  

先生

お話を伺ったのは

MUSASI D&T株式会社 代表取締役  プラス仙台プロジェクト 施設長  佐藤 里麻 さん(左)
システムエンジニア、そして保育士であり子育て支援員。子育てを応援することで仙台をより住みやすい街にするため多方面で活動中。小学2年生の男の子のママ。

子育てサポーター  成田 育美 さん(右)
保健師・看護師として新生児訪問の仕事をしながら、親子プラス仙台ではお子さんたちの見守りや、保護者の皆さんのご相談に乗っています。小学5年生と年少さんの男の子のママ。

  

参加した特派員(会場・Zoomにて)
阿部佳織さん、梅田裕美さん、熊谷明日香さん、小泉理惠さん、三戸千明さん、田中優香さん、南條ひろみさん、藤原和江さん、山本史美子さん

  

プラス仙台プロジェクトって何ですか?

  

先生その1 プラス仙台プロジェクトは「仙台に新しい何かをプラスして、より住みやすい街にしよう」という活動で、主に子育て支援を行っています。また小学生のための放課後の居場所づくりや多世代の交流、地域活性化なども行い、街づくりについては仙台市と一緒に活動しています。
 システムエンジニアの私がこの活動を始めたのは、妊娠5ヶ月の時に長男に重度の障害があることが分かり、1歳3ヶ月で見送ったことがきっかけです。自分は子どもを亡くしましたが、子育てしているお母さんたちがとても大変そうに頑張っているように思えて、一人で頑張らずに自分のことも大切にしながら、せっかくのお子さんとの貴重な時間と子育てを楽しんでほしいとスタートしたプロジェクトです。
 皆さんは子育てを楽しんでいますか?

なんで私だけ?

特派員A

 私は8年かかって、やっと楽しいと思えるようになりました。一人目の時は妊娠期間中に「たまごクラブ」や「ひよこクラブ」を読み、知識だけは増えたのですが、いざ蓋を開けてみれば本当に何もわからず、大変な日々でした。夫は仕事に行って、「なぜ自分だけが子育てを」とも思いました。子育てしながらやりたいことを見つけ、自分の時間を確保することはとても大事だと感じました。

  

子育てで大変だ!辛い!と感じたのはどんなこと?

  

特派員B
子育ての正解

 上の子が年少の時に、保育園への行き渋りがとても激しくなり、この子にとって何が正解なのか悩み、追い詰められました。私は人と話したり交流することがとても好きだったのに、仕事でも「質問に対して間違ったことは答えられない」と思ったら、言葉が出なくなってしまい2ヶ月間休職しました。近所のママ友さんや夫に悩みを話して、自分の中に溜め込まないようにしたら気持ちが楽になり、子どもともほかの人たちとも話せるようになりました。子育てには正解がないから、大変だと思うことは多いですね。

 ネットにたくさんの情報が出ていても、それが我が子にとって最適解とは限らないわけで、お母さんたちは自分が何とかしなければと頑張ってしまいがちです。それは素晴らしいことですが、やはりしんどいですよね。

  

特派員C

 義理の両親と同居しています。1歳の我が子は結構やんちゃで、義母から「うちの子はそういうことしなかったけど、この子は元気ね」といつも言われています。みんなで情報を共有して、子どもの周りに危ないものを置かないようにしているのですが、義両親も高齢のため忘れることもあり、日々葛藤しています。子どもが成長すれば解決すると思うので、同居の良さも活かしつつ頑張っています。

祖父母との関係 これも子育てのテーマのひとつですね。おじいちゃん・おばあちゃんの子育て、今と昔のスタンダードの違いは、よく子育て相談でも挙がる話題です。お互いに悪気がないからこそ難しいのですが、食物アレルギーの問題などもありますから、おじいちゃん・おばあちゃん世代が今の子育てを理解することもとても大事なことだと思います。

  

子育ての辛さを乗り越えるには?

  

特派員D
一人の時間がない

 私が一番辛かったのは一人の時間がなかったこと。それに、睡眠不足は心身の余裕がなくなります。主人に子どものことをみてもらって自分の時間を作ったり、仕事をしたことが逆に良かったですね。また、保育園でトイレトレーニングなどの子育てを手伝ってもらえたことも助かりました。園に預ける時に大泣きされて、これは母親としてどうなんだと悩んだこともありましたが、ほかの大人やお友だちとの関わりが子どもの成長にも良かったし、保育園の先生にアドバイスをいただいたり、愚痴を聞いていただける環境は、親子ともども良かったと思っています。

 それは親子プラス仙台のコンセプトでもあります。ずっとおうちで子育てしていると一人で頑張ってしまうので、保育や子育ての専門性を持っている人と、日常的に繋がることはとても大事なことですね。

  

夜の授乳

特派員E

 夜中の授乳が辛くて、真っ暗な中でミルクを作るのはとても孤独でした。だから夜中だけ開催される、みんなが集まる授乳コーナーのような、一人きりにならない空間がほしいと思っていました。その時はSNSで同じ子育て中のママたちと繋がって、夜中に投稿すると「うちも今、授乳中です」とリアクションがあったので、私はここでは一人だけれど、全国では同じように起きている人がいるとわかって、それがとても良かったです。

 現代ならではの解消法ですね。夜中に起きているお母さんは何百、何千といるでしょうから、SNSを上手に活用するのはとてもいいですね。

  

先生その2

マイナスからゼロへ、さらにプラスに。

  

  お母さんたちは毎日頑張っていますが、その頑張りを褒められる機会は少ないため、自分で褒めつつ自分にご褒美を。好きなものを食べたり、好きな曲を聞いたりなど、それぞれのお母さんに合わせた楽しみがあればいいのかなと、皆さんのお話を聞いていて思いました。自分の時間をやりくりしながら、やりがいのある楽しみや趣味などがあるといいですね。

特派員F
趣味に家族を巻き込む

 私は旅行という自分の趣味に家族を巻き込んでいます。最初、子どもたちは1時間くらいしか車に乗っていられなかったのですが、毎週末お出かけするうちに二人とも出かけることが大好きになって、今ではずっと遠くまで旅行できるようになりました。

 子育てをしていると、「子どもにとっていいこと」を選択しがちですが、自分が楽しむこと、子どもと一緒にチャレンジすることも、とても大事だなと思います。
 ほかのお母さんたちの考え方や育児の仕方に触れるのもいいと思います。自治体のサービスや幼稚園・保育園、子育て支援センターなど、相談する先や人と関わる機会はたくさんあります。一歩踏み出して、自分の時間も大切にしながら、みんなで子育てを楽しんでいきましょう。

  

今日のまとめ

まとめ

● 子育ての相談をできる人が、日常的に身近にいることが大事。
● リアルでもSNSでも、褒めてもらったり、共感してもらう機会も大事。
● 一人でお子さんに向き合っているだけでなく、外に出ましょう。
● お子さんを預けることでお母さんの気持ちに余裕が生まれれば、それはお子さんにもプラスになります。
● 様々なサービスも使って、お母さんの「楽しい」という気持ちも大切に


  

会場説明

今回の会場は
親子プラス仙台
親子コワーキングスペース 親子プラス仙台

親子で利用できるキッズスペース付きのコワーキングスペース。子どもたちを利用者みんなで見守りながら、ママたちのお仕事や趣味、交流の場です。子育てサポーターがいる日もあります。
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