ままぱれ

疲れて帰る1年生の子どもに、今いちばん大切なことは?

今年小学生になった娘は、学校・学童保育から帰ってくると疲れ果てていて、勉強どころではありません。
土日も私が仕事でなかなか宿題を見てあげられないので、家で勉強する習慣が付かず困っています。
どうしたらいいのでしょうか。

 まず、1学期の生活を振り返ってみましょう。朝は決まった時間に起き、朝食と身支度をすませ、小学校まで歩いて登校。授業は45分で、給食をはさみ、4時間目までの日もあれば5時間目までの日もあります。そして放課後は学童保育でお迎えまで過ごし、帰宅は17時を過ぎることもあるでしょう。その後は夕食・お風呂・翌日の準備…。さらにIさんは土日もお仕事。こう振り返ると、お子さんの「疲れ果てていて勉強どころではない」という姿は、精一杯頑張ってきた証拠なのだろうなと感じます。親御さんも4か月間、手探りのサポートだったことと思います。本当にお疲れさまでした。家が“ほっとできる居場所”になっていることが、このようなみんなの頑張りを支えてきたのでしょう。

 では、家での勉強をどうするかです。1年生では音読やプリントなどの宿題が少しずつ出されますが、学童で済ませてしまう場合も多いでしょう。これは学校以外の場ではありますが、少しずつ学習習慣が作られ始めているということです。そうであれば、家ではむしろ「ほっとできる時間」「一日の出来事を話す時間」「自由に過ごす時間」を優先してみませんか。学童利用の子は、家族や友達と自由に遊ぶ時間が少なくなりがちなので、そうした機会も貴重です。

 それでも学習が気になる場合は、お子さんが学校で習っていることに関心を寄せ、教科書やノートを見せてもらいながら楽しく話題にしてみてください。親御さんがお子さんに教えてもらうのもいいですね。学ぶ楽しさを共有できることを嬉しく感じる子は多く、そうした関わりから学ぶ意欲が育っていきます。気づけば「家でもやってみたい」という気持ちが自然に芽生えるかもしれません。

 入学して間もないこの時期は、まずは生活のリズムを整え、学校や学童での生活に体が慣れることを優先しましょう。お子さんが帰宅したときに安心して“ほっとできる居場所”があることこそ、学びの土台です。勉強習慣はその上に少しずつ積み重ねていけば大丈夫。焦らず、お子さんのペースに寄り添いながら、『できた!』『楽しい!』という小さな成功体験を一緒に喜び合っていきましょう。

Point

 入学して間もないこの時期は、まずは生活のリズムを整え、学校や学童での生活に体が慣れることを優先しましょう。お子さんが帰宅したときに安心して“ほっとできる居場所”があることこそ、学びの土台です。

SERIES

絵本といっしょに
コラム
ぱれまるの部屋
宮城教育大学
子育ての疑問質問
レシピ
ままぱれぽーと
プレゼント
広告募集
ままぱれ祭り出展
モデル・元気なみやぎっ子応募フォーム