ままぱれ

11/19 気持ちを受け止め、落ち着きを取り戻す関わり方

6歳の息子が、自分の思い通りにならないと怒ることが増えてきました。怒っていることをアピールしたいとか、自分の気持ちに整理がつかず怒って発散しているとか、その場の状況によっても理由が違うと思いますが、そのような場合どう声がけをすべきか、何もせずそっとしておいた方がいいのか、アドバイスをお願いします。 (仙台市・Uさん)

 6歳の頃のお子さんの自己主張は、「中間反抗期」とも言われる時期であり、多くのことに意欲を持ち始め、自分で考えて行動したいという気持ちの高まりと、語彙力が高まることに合わせて、安心できる大人の人に受けとめてもらいたい、甘えたいという気持ちが絡み合い、自己主張が強くなり、怒ったような表現をしてしまう時期でもあります。また、社会性が身に付いて、幼稚園や小学校ではお友だちとの関係性や、勉強や遊びからくる心身の疲れがあるので、お家に帰ると安心してくつろぐことができ、甘えやわがままなどの自己主張が見られることもあります。

 この時期の強い自己主張は成長の現れでもありますので、まずは大人が冷静に対応することが大切です。自分の意見を言えずに我慢してしまうほうが問題でもあるので、お子さんがどうしたかったのか思いを聴いてあげ、「そうだったのね」と安心できる大人の人が受容するとお子さんの気持ちが落ち着くと思います。受容し認めた上で「お母さんはこう思うけど、あなたはどうする?」などと子どもにどうするか考えてもらったり、選択させたりするのも良いと思います。しかし、約束したことを守らなかった場合や間違っていることを言っている場合は、受容はしつつも、一度決めた約束については一貫した態度で対応して、間違っていることは何が間違いなのか、どのように行動をするべきなのかを丁寧に伝えるとよいでしょう。

 6歳のお子さんは、就学を迎えたり弟や妹がいたりと「もうお兄さん、お姉さんなのだから」と思って関わることも多いかと思いますが、まだまだ安心できる大人に甘えたいという思いが強い時期でもあります。親としては気持ちを受容して伝えるべきことはしっかりと伝えつつも、子どもが安心して十分に甘えられ、素直な気持ちを伝えられるような存在でいられるとよいですね。

Point

 6歳の頃のお子さんの自己主張は、「中間反抗期」とも言われる時期。安心できる大人が思いを聴いて受け止めることで、お子さんの気持ちが落ち着くと思います。お子さんに自分の行動を考えさせたり、伝えるべきことはしっかりと伝えつつ、安心できる存在でいることが大切です。

SERIES

絵本といっしょに
コラム
ぱれまるの部屋
宮城教育大学
子育ての疑問質問
レシピ
ままぱれぽーと
プレゼント
広告募集
ままぱれ祭り出展
モデル・元気なみやぎっ子応募フォーム
ペット応募フォーム