ままぱれ

引っ込み思案の娘を独り立ちさせたい!

 

小5の娘は引っ込み思案で、学校に行きづらさを感じている様子です。友だちと放課後に遊ぶこともあまりなく、コンビニやスーパーでの買い物も一人ではできません。勉強もあまり好きではなく、ゲームやインターネットばかりしているのをやめさせたいのですが、「現実逃避できるツールを奪わないで」と訴えてきます。独り立ちさせたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。(仙台市・Sさん)

お子さんは引っ込み思案で、学校に行きづらさを感じておられるということですね。質問文にある「独り立ちさせたい」という言葉から、親御さんとしてはとても悩ましく、「このままで大丈夫だろうか」と思う気持ちが伝わってきました。独り立ちは親が「させる」ものというより、いずれ子どもが自分から踏み出していくもの、と頭では分かっていたとしても、親御さんがそのような気持ちになるのは、とても自然なことだと思います。実は、学校に行きづらさを感じる子どもは、決して特別な存在ではありません。思春期の入り口に立つこの時期、心や体の変化の中で、一時的に不安定になることも少なくないのです。

さて、最も印象的だったのは、ゲームやインターネットを使うことに対する、お子さんの「現実逃避できるツールを奪わないで」という言葉です。ずいぶんと大人びた表現でもあり、そう言われるとつい動揺してしまいますね。そういうときこそ、まずは心を落ち着けて、「あなたにとって大切な逃げ場なんだね」と、その気持ちをそのまま受け止めることから始めてみるのはいかがでしょうか。もしかしたら、お子さんが「逃げ出したくなるほどしんどい」状況について、何か語ってくれるかもしれません。また、特に語ってもらえない場合でも、無理に詳しく聞き出そうとせず、見守る姿勢も、この年代のお子さんと関わるうえでは大切にしたいところです。その代わり、日ごろの様子には、注意を払っていけるといいですね。表情が暗い、落ち込んだ様子が続くといった場合は、担任の先生と情報交換すると、学校と家の両方での様子が分かり、より安心して見守っていけるようになります。

また、お子さんは引っ込み思案とのことから、一人での外出や慣れない人との関わりに慎重なタイプであることも想像されます。そうだとすると、まずはお子さんに合った「小さな一歩」を探すという進め方のほうが合っているような気がします。たとえば、「お母さんと一緒なら大丈夫」「この場なら大丈夫」など安心できる人や環境、「これには興味がある」「これだったらやってみたい」などチャレンジしてみたいことなどが「小さな一歩」を踏み出すきっかけになりそうです。親御さんに寄り添ってもらったり、背中を押してもらったりしながら、“できた”経験が少しずつ積み重なることで、外の世界に向かう力がゆっくり育っていきます。エネルギーをためる時間を経て、子どもが自分なりの歩幅で前に進み始めることも少なくありません。今はその土台を整えている時間なのかもしれません。

もし、ゲームやインターネットの使い方について話し合うとすれば、こうした土台が少し整ってからでも遅くはないように思います。いきなり取り上げたり、制限したりというよりは、親御さんが心配している気持ちを伝えながら、「どんな使い方なら続けられそうか」を一緒に考える、同じ空間で使う時間をつくるなど、伴走する姿勢が安心につながることもあります。そうは言っても、自然に離れていくのを待つというのは、なかなか根気がいりますね。

最後に、お子さんの将来を思うと、もどかしさを感じるのは当然のことです。先ほど、学校の担任の先生とお話をしてみるという提案をしましたが、ほかにも学校にはスクールカウンセラーがいたり、学校外でも、似たような状況にある保護者同士で話ができたり、相談にのってもらえる場があったりします(※)。親も子も「ひとりではない」と感じられることが、次の一歩につながることがあります。よろしければ、そうした場につながることも選択肢の一つとして考えてみてください。

※みやぎ子どもの居場所マップ

Point

まずはお子さんに合った「小さな一歩」を探す進め方のほうが合っているような気がします。経験を積み重ねたり、親御さんが心配していることを伝えて一緒に考えるなど、伴走する姿勢が安心に繋がることもあります。ご家庭だけでなく担任の先生とも情報交換しながら見守ってみてください。

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