ままぱれ

どうすれば食べてくれる?母乳・ミルクから離乳食へ

どうすれば食べてくれる?母乳・ミルクから離乳食へ 食べる楽しさを伝えたい

食べる楽しさを伝えたい

擦り潰したり、漉こしたり手をかけたのに、お口に入れたら出しちゃった…
一体何がいけないの?離乳食の始めかたや硬さの程度について、ままぱれ編集員+パパさんが保育園の栄養士さんにお話を伺ってきました。

お話してくださった栄養士さん

お話ししてくださった栄養士さん

菅原友希さん
株式会社たけやまは、保育園を8園と民間型の児童クラブを運営しています。もっとママたちのためにできることはないかと、2019年11月19日に「ママcaféぷれじーる」をオープンしました。スタッフはみんな保育園の給食を作っている栄養士です。私の10歳(※)になる上の子に結構強い卵アレルギーがあったため、離乳食の知識を確かなものにして、保育園のママたちから食事の質問があった時に的確なアドバイスができるようになりたいと思い、離乳食アドバイザー(一般社団法人 母子栄養協会)の資格を取りました。
小川智史さん
仙台市の研修に行っても、ほぼ女性しかいない保育園の栄養士業界に入ってもうすぐ2年(※)になります。私も離乳食アドバイザーの資格を取りました。今後はパパさんたちにも離乳食の作り方や、お子さんと一緒に作るキャラ弁など食事の面にも興味を持っていただくなど、パパの子育ての繋ぎ役を目指しています。

(※)取材当時


離乳食の役割とは?

菅原友希さん

 離乳食は母乳やミルクだけでは補い切れなくなった栄養を食事で摂り入れ、幼児食に移行する過程の食事です。厚生労働省で取りまとめる「授乳・離乳の支援ガイド」を元に、成長に応じたレシピをいろいろな方が出しています。
 離乳食は始めるタイミングに気をつけなければいけません。赤ちゃんの体は大人とはまったく違います。口のなかの動きや咀嚼力が違うので、その成長に合わせて離乳食で飲み込んだり噛んだりする力をしっかり培っていかないと、将来的に食事の嗜好や好き嫌いなど、食生活に影響するというデータがあります。昭和60年頃は離乳食の開始は3~4ヶ月と言われていましたが、あまり早く始めても赤ちゃんの内臓の発達が追いついていないので、今は半分以上の方が5ヶ月くらいから始め、終わりは1歳~1歳半くらいです。
 アレルギーに関しても、以前は食べさせない方針でしたが、現在はアレルゲンとなりうる食品を早い段階から少しずつ摂ることで免疫を付けるようになりました。卵アレルギーもとても多いのですが、改訂された支援ガイドでは、離乳食の初期段階から卵黄は少しずつ摂るように謳われています。

食べることの楽しさを伝えよう

 離乳食の完了が1歳~1歳半と言われるのは、歯が生えそろうからです。離乳食は歯茎で潰して飲み込めることが完了の目標で、次の幼児食は歯が生えそろって噛む力を培う時期になります。そして16歳までかかって大人と同じ咀嚼力になります。そこに向けて乳幼児期から、液体のものを飲むところから、潰して、噛んで、かじるということを最初の段階でしっかり身に付けていく必要があります。栄養のバランスは、あまり難しく考えず主食・主菜・副菜でいいと思います。大切なのは、食べる楽しさを体験すること。これは大人も同じですが、楽しくなければ食事も美味しいとは思えません。離乳食の硬さや大きさ、味付けなどに囚われたり、食べさせることに一生懸命になり過ぎてしまうと食べてくれないかもしれません。赤ちゃんはママの顔を見ているので、食べることは楽しい!と思ってもらうことが第一です。
離乳食を食べる赤ちゃん
 「噛む」ことはとても大事です。噛むことで満腹中枢が刺激され、肥満や生活習慣病を将来的に予防できます。表情筋が鍛えられるので表情が豊かになると言われていますし、顎がしっかり発達するので歯並びもきれいになります。また脳に血液がよく回るので、学習にも効果的と言われています。

成長に合わせたものを

離乳食の硬さの目安
 ここに硬さの目安を準備しました。離乳食は「初期」「中期」「後期」「完了期」とだいたい4つに分かれます。「初期」の飲み込む練習をする時はヨーグルトくらいのどろどろした感じ。「中期」は舌でちょっと潰せる豆腐、「後期」は歯茎で潰すバナナ、そして「完了期」はさらに歯茎でぐっと押し潰さなければならない肉団子です。

小川智史さん

味や食感もありますが、子どもの口のなかの成長に合っていない硬さや大きさだと反射的に出してしまいます。これらの硬さを目安に様子を見ながら対応していけば、気づいたら急に食べられるようになっていたという子もいます。順調にいくとは限りませんが、お子さんに何かに挑戦したり、やる気を出す体験をしてもらえればいいですね。

栄養士さんに聞く!
こんな時、どうすればいいんだろう?

小川:お母さんの口の動かし方を真似したりするので、お子さんの前で一緒に食べるという支援も大事かなと思いますし、いつもはお母さんだけど、お父さんがあげてみたら食べるということもあるかもしれませんよ。
津田(由):硬さというよりも、食べられそうなものを見つけてあげてました。
津田(新):離乳食のことはネットで調べたり、親世代から経験を聞くかでしたね。
津田(由):親の世代と、ちょっと先輩のママたちで言うことが違うんです。何をどう信じていいかわからず、大変でしたね。
菅原:こうしなければいけないと思うと負担になるので、楽しい食事の体験をするということを頭に入れて、その子に応じた硬さやアレルギーに気をつければ、それだけで十分だと思います。
津田(由):手づかみで食べさせることも大事なんですか?
菅原:つかむことで食べ物の大きさ、形、食感を感じるほか、口に運ぶ距離を知ることに繋がります。手づかみをするほどその後のスプーンや箸に繋がっていきやすいと言われています。また、手づかみしてかじり取ることがしっかり噛むことに繋がります。果物を手づかみの大きさにしたり、野菜をスティックにしたりするといいですね。ベビーフードも硬さや味の具合を知る例になるし、時短にもなります。離乳食の時期はママさんは一番負担やストレスが溜まる時期ですから、ベビーフードなども上手く利用してみてください。
武山:うちは基本ワンオペ育児のような感じだったので、最初からパパには頼れないと考えていたところがありました。それで一度爆発したら、2人目の時はかなり当事者意識を持って協力してくれるようになりました。ママさんたちは自然と情報が入ってくるけれど、パパたちは知るきっかけがないですからね。
菅原:まずはパパに興味を持っていただける、そのタイミングを今後作っていけたらいいですね。考え過ぎないで楽しく学べる、パパカフェ的なものを。

座談会を終えて…

今回参加した2人の編集員+パパは共にお子さんの離乳食期を経験済み。栄養士さんの話を聞いて、今、改めて思うことは?

津田 新吾さん

津田 新吾さん
こうして子育ての話を聞く場があると、パパも積極的になるので非常にいい機会でした。同じ境遇のパパ同士が集まると、奥さんがいると言えないこともある(笑)ので、パパ同士の交流を深める場所があると子育てへの関わり方も違ってくると思います。


武山 理恵さん

武山 理恵さん
離乳食の硬さの段階など、1人目が生まれる前に知りたかったかなと。パパにももっと最初から手伝ってもらえば良かったですね。生まれてしまうと教えている余裕がないから、これからお子さんを持つ方々はパパと一緒に学べる機会があるといいですね。


“ママcaféぷれじーる”って
どんなとこ?

ぷれじーる

2019年11月にオープンしたママのためのカフェ。スタッフは保育園の栄養士さんたちなので、お子さまの食のことなど気軽に話ができます。もちろん美味しいランチでママたちにゆっくりしてほしいから隣の部屋にお子様を預けてもOK。ほっと一息つきたくなったら、ぜひおいでください。

ぷれじーる設備

☎022-226-8911
仙台市太白区富沢字鍛冶屋敷前12-1
[営業日時]月~金 11:00~15:00(L.O.14:30)
※貸切の場合もありますので、お電話でご予約のうえおいでください。

営業時間の詳細については、Instagramをチェック!

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