コスパがいい、は本当にコスパがいいのか?
ママキャリトーク
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コスパがいい、は本当にコスパがいいのか?
コスパ。コストパフォーマンスの略ですね。
物事はほとんどが「プラス面、マイナス面」の両面を持っているかと思いますが、最近気になる言葉の一つです。
というのも、普段から面談をしている中で出てくる時があります。
面談ではいろんなお話が出てきます。仕事だけでなく、人間関係、プライベート全般、恋人のことや夫婦のこと、子育て、自分の生き方、言葉にならないモヤモヤ・・・話題は様々です。そしてその文脈の中で出てくるわけです、「コスパ」。またはコスパと直接言わなくても「効率が良くないと、なんだか損した感じがして嫌」「自分は本当は嫌なんだけど近道だから」「それって面倒くさいしコスパ悪いじゃないですか」etc.
コスパって、場合によると「あったはずの何かをカットする、省略する、捨てる等」の行為でもあると思います。言葉を変えれば「プロセスをカットする、省略する、捨てる等」ですね。しかも「その時にしか味わえないプロセス」だったりします。タイムマシンもないので取りに戻ったりもできません。
コスパで失う「味わう機会」「無駄とも思えることに潜む豊かさ」etc.・・・私たちは何を省略しているんでしょうか。なんでもかんでも「効率が良いことが正義」みたいな場面に遭遇すると、立ち止まってみたくなる自分が最近います。人間って「プロセス」でできていると思うので、コスパに自分自身を乗っ取られないようにしたいものです。
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