ままぱれ

子どものお昼寝と睡眠時間について

もうすぐ3歳になる娘は、最近夜に寝ついてくれる時間が遅くなりました。
午後にお昼寝しているのですが、時間が長すぎるのでしょうか。
年齢によってどのくらいのお昼寝時間がちょうどいいのか、お昼寝しなくなるのはいつ頃なのか知りたいです。

子どものお昼寝と睡眠時間について



 3歳というと、色々なことがわかってきて、ますます可愛くなってくる頃ですね。この頃は、成長にともない、生活リズムも変化していきますので、睡眠に関して心配される親御さんも多いです。また、ご家庭によっては、お子さんが寝た後に、お家の用事をすませる親御さんも多いと思います。お子さんがなかなか寝てくれないと、やらなければならない事がどんどん遅くなり、少し困ってしまう親御さんも少なくないと思います。

 まず、年齢による1日の睡眠時間とお昼寝時間ですが、年齢によっておおよそ次のように言われています。1歳頃は、1日の睡眠時間が11~12 時間程度、お昼寝は、1.5~3.5 時間を1回程度と言われています。3歳頃になると、睡眠時間は 10~11 時間、お昼寝は1~2時間になると言われています。そして、5 歳頃には多くのお子さんはお昼寝をとらなくても大丈夫になってきます。このように、1日の睡眠時間は、年齢とともに変化し、お昼寝が必要な時間も徐々に少なくなります。そして、このお昼寝の時間ですが、お子さん自身の体力や成長発達だけではなく、環境によっても異なってきます。同じ年齢でも、保育所に通うお子さんは毎日お昼寝をしますが、幼稚園に通うお子さんはお昼寝をしないことが多いですね。そのため、お子さんの健康のために必要な睡眠時間は、お昼寝の時間だけでなく、1日のトータルの睡眠時間が十分とれているかで考えることをお勧めします。

 子どもは、その子の体力によっても、お昼寝や睡眠時間に幅がありますが、Hさんのお子さんは、夜に寝ついてくれる時間が遅くなってきているとのことですので、お昼寝の時間を少しずつ短くしても良いかもしれませんね。特に、夜の寝つきが遅くなり、朝起きられなくなってきている場合は、長すぎるお昼寝が影響を与えている可能性もあります。一方で、お昼寝を短くしたことで、夕方に眠くなり、夜ご飯がしっかり食べられない場合などは、お昼寝が短くなりすぎた可能性がありますので、その場合は少し戻してあげましょう。また、お昼寝のタイミングも見直してみましょう。体力がついてくると、お昼寝が後ろ倒しになり、夜の寝つきも悪くなることがあります。その場合、お子さんのお昼寝からの目覚めが良いようでしたら、お昼寝の時間が短くても、早目に起こしてあげましょう。お子さんの目覚めが良くない場合は、お昼寝の時間が足りないことが考えられますので、お昼寝のタイミングが前倒しになるよう、生活リズムを見直してあげると良いですね。また、朝起きる時間が遅くなると、お昼寝のタイミングも遅くなることがありますので、朝は決まった時間に起こしてあげることも大切です。

 お子さんのお昼寝や夜の睡眠時間は、その子の成長発達や環境によっても個人差があります。日中、機嫌良く過ごせていることが一番大切ですので、目安の時間を参考にしつつ、お子さんに合ったお昼寝時間を見つけていきましょう。


アドバイスをいただいたのは…
佐藤 晃子 先生

青森県出身。専門は公衆衛生看護学。看護師・保健師。
現東北福祉大学健康科学部助教、保健師。2児の母。



  

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