ままぱれ

生後5ヶ月の息子のあやし方について

5ヶ月の息子の父親です。子どもの興味をひく歌や動作・表情があったら教えてください。子守りの時に、いかに泣かない(飽きない)ようにあやすか知りたいのです。
そういったことを聞いたり、学ぶ機会がなくて困っています。父親向けの講座などあるとありがたいのですが。

生後5か月の息子のあやし方について



 5ヶ月の男の子がいらっしゃるのですね。5ヶ月というと寝返りをしようとしたり少しずつ動きが見られるようになってきた時期かと思います。たくさん関わりたいという思いはあっても、どう遊んだら良いか悩んでしまいますよね。かくいう私も新人保育士時代、赤ちゃんクラスに入り「赤ちゃんってどんなことをすると喜ぶの?」と悩んだ一人です。ご質問からは日々の成長が楽しい毎日の中で、パパも積極的に子どもと関わろうとする姿が感じられ、とても素敵だと思いました。まずはその愛情こそが一番のお子さんの笑顔の秘訣ですね。

 さて生後5ヶ月の発達についてですが、首が座るようになり、支えがあれば座れる子も出てきます。うつ伏せで上半身をしっかりと起こしたり、うつ伏せのまま両手を使い遊ぶこともできるようになります。人の顔を区別できるようになり、特に家族を特別な存在として認識するようになります。 距離感がつかめるようになり、玩具に手を伸ばしたり、振り回したり、舐めたり、自分から遊ぶようにもなってきます。また、「アブ、ブブブー」など異なる喃語(なんご)を組み合わせて人との関わりも楽しめるようになります。

 では、どのようなあやし方や遊びがあるのか、いくつかご紹介させていただきます。赤ちゃんを誘いかける時には、はっきりとした色や音の鳴る玩具が良いでしょう。パペットを使ったやり取りも楽しいですね。好奇心が湧き、手を伸ばした流れで寝返りができるかもしれません。スキンシップを取ることで安心感を持ちますので、肌に触れる遊び、例えば一本橋こちょこちょ等は刺激にもなり園でも楽しんでいます。時に泣いてしまうこともあると思いますが、乳児期の泣きは自分の欲求を伝える「訴えの言葉」です。童謡などを歌い優しく抱っこやおんぶで受け止めてあげて下さい。繰り返し聞く中で安心し、興味が出ると思います。天気の良い日は外気浴もお勧めです。外には好奇心をくすぐる物がいっぱいです。大人も気分転換になりますね。子どもの笑顔を見て大人もニッコリ。周囲からの“笑みのシャワー”は自分の存在の意味や喜び、自尊心を育むことに繋がっていきます。

 究極に変な顔のいないいないばあ!ギャグ満載の子守歌!ギターの弾き語り!などパパにしかできない関わりもエッセンスに沢山笑顔を引き出してあげてください。あっという間に大きくなってしまう乳児の貴重な時間。パパにもママにもお子様にとっても充実した時間になりますように。

 最後になりますが、父親向けの講座などについてですが、仙台市の「のびすく」で父親育児参加推進事業や、宮城県ではお父さんたちのネットワーク会議として講演なども行われています。また、子育て支援センターや児童館、子育てひろばでパパ向けの活動を行ったり、遊びながら気軽に相談できる場所もあります。お子様と遊びに行ってみて下さい。


POINT!
5ヶ月になると、家族を特別な存在として認識するようになり、スキンシップをとることで安心感を持ちます。パパにしかできない関わり方で沢山笑顔を引き出してあげて下さい。


アドバイスをいただいたのは…
前田河気 元気 先生

国見ヶ丘せんだんの杜保育園 4歳児担当保育士。青森、宮城で17年間保育に携わっています。



  

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