ままぱれ

しちかしゅ暮らし~ないもの自慢の町~『七ヶ宿移住のススメ 総集編』

しちかしゅ暮らし

七ヶ宿移住のススメ 総集編
移住政策にぬかりがない!

3回に渡ってご紹介してきました七ヶ宿町での暮らしは、読者の皆さまからも大変反響をいただきました。その集大成として、小関町長から移住政策にかける想い、そして町長にとっての七ヶ宿町の魅力と未来を伺ってきました。

これまで「ままぱれ」で七ヶ宿町の「教育」「住まい」「仕事」をご紹介してきましたが、ご覧になられていかがでしょうか。

 七ヶ宿町が取り組んでいる移住・定住の施策や子育て支援について、移住して来た方の言葉をわかりやすくまとめていただき感謝しています。私の似顔絵が似ていると評判で、自分でも似ていると思っていました(笑)。

七ヶ宿町長イラスト


町が抱えている課題と、それに対する取り組みを教えてください。

 町の産業を作っていく上で、若い方が圧倒的に少ないので、それに携わる人材を集めることが町の課題です。移住していただくためには、住宅事情を改善しなければなりません。町営住宅の整備だけではなかなか追いつかないので、例えばアパートの建設など民間の方々にも投資していただけるよう、積極的に情報発信していきます。
 住宅に関しては、空き家の有効活用も課題です。これまでは空き家と移住定住推進の窓口が別でしたが、町の資源を有効活用するため、この1月から担当の係を設けました。空き家の所有者の条件をしっかり聞き、移住を希望する方がワンストップで住まいを探せる体制を整えていきます。

「ままぱれ」の読者からも、地域担い手づくり支援住宅の制度には大きな反響がありました。

 町長になって現在7年目。就任当時「若い人たちにも投資しながら、町づくりをしなければいけない」という公約を掲げました。働く若い方々にもっと見えるサービスを提供し、七ヶ宿でも暮らせるということをわかってほしいと思いました。また、地元の若者たちには自分が就きたい仕事が七ヶ宿にないという課題がありました。ならば逆に、七ヶ宿で仕事をしたい人を迎えて、七ヶ宿を活性化するという考え方もあります。そこで職員たちと、どうすれば七ヶ宿が若い人の集まる町になるか話し合ったところ、この制度が生まれました。

七ヶ宿町並み

 「地域担い手づくり支援住宅」には全国から応募があり、30歳ちょっと過ぎでお子さんが保育園くらいの、比較的若い方々が応募してくださいました。7年前の保育園児は、50人の定員のところ20人くらいだったのですが、今は36~7人になっており、増えた理由は担い手支援住宅が核になっています。担い手支援住宅の事業を始めて3年目くらいが地方創生の戦略ビジョンを作る時期だったので、その効果を調べてもらったところ、人口を増やすために効果があるという評価を受けました。小・中学校の児童・生徒が各学年「1学年10名以上になるまで頑張ろう」という計画を立てているんです。そうでないと七ヶ宿の人口は維持できないし、そのために移住政策は欠かせません。子育て応援支援金もほかから比べたらかなり破格かと思います。目に見えない形ですが、人への投資はいつか返って来ると考え、少し未来を見据えてやっていかなければなりません。

「町の産業」ということですが、どういったものをお考えですか?

 周囲を山に囲まれているので、林業など森林に関わる仕事を作っていきたいですね。それと「七ヶ宿焼」を産業として育てていきたいと考えています。墨流しという技法を使った七ヶ宿らしい模様で評判もいいんです。ぜひ 道の駅隣にある工房「無限陶房」にも立ち寄っていただきたいと思います。最近は県内外から声をかけていただき、展示即売会を行っています。工房では陶芸教室や、いろいろな方とのコラボも考えているようです。

七ヶ宿焼き

「こういう方に移住してほしい」というご希望はありますか?

 七ヶ宿を好きになっていただくことが第一条件ですね。そして七ヶ宿で何かをしたい、あるいはこれをやりたいという目的を持って来ていただければと思います。七ヶ宿に馴染んで、町の方々と上手くやっていける方を求めていきたいですし、受け入れ側の体制も大切です。移住された方が孤立することのないよう、気軽に声を掛けていただき、その方が地域の一員になれるように、町民の方々の理解と協力を得ながらやっていかなければと思っています。

リモートワークやワーケーションを推奨している企業も増えていますが、町として受け入れていく予定はありますか?

 それは積極的に考えていきたいと思っています。湯原地区の宿泊施設「街道Hostel おたて」はWi-Fi完備ですので、これからリモートワークやワーケーション向けに提供していく予定です。また昨年7月にオープンした「七ヶ宿町南蔵王やまびこの森」も、季節限定になるかもしれませんが、長期滞在ができるのではないかと思います。こちらもWi-Fiが整備されています。

移住者が増えて、七ヶ宿で生まれ育った方々に心境の変化はあったでしょうか。

 少なからず刺激になっているのではないかと思います。移住して様々なことをやっている方々を見て、七ヶ宿でも自分の夢を実現できるかもしれないという思いが、昔よりは強くなっているのではないでしょうか。毎年夏に成人式を行うのですが、そこで「ぜひ皆さんをお待ちしています」というメッセージを伝え、その受け皿をしっかり作らなければと思っています。
 役場の若手職員と移住して来た方々が交流して、七ヶ宿にいると気づかない良い部分やそうでない部分を外からの視点で知れば、今後どうしていけばいいか見えてくると思います。これからは新しい人たちと一緒に七ヶ宿をつくっていく、あるいは守っていく時代が来ると思っています。それを上手くやるために、地元の方と移住した方が馴染んでいける環境を作っていかないと、どこかでひずみが出てくるとも思っています。人口の増減に一喜一憂するのではなく、新旧の住民のお互いの関係をしっかり作り上げれば、小さくても持続可能な町が実現できるのではないかと思っています。

町長にとって七ヶ宿はどんな場所ですか?

 七ヶ宿は、生まれ育った場所であり、これからも守っていかなければならない場所です。私が小学生の頃は町の人口が4,000人を超えており、学校も1学年40~50人いました。長男や長女が家を継ぎ、次男三男は他の市町村で就職するという、町から出て行くことが奨められる時代でした。それがだんだん人口が減り、長男長女も町から出て行く時代がやってきたんです。
 七ヶ宿にはまだまだ、町の方々も活かしきれていない魅力があります。その魅力を伝え、交流人口や関係人口を増やしながら、これまでやってきた産業と新しい産業を作り出して、この町で安心して暮らせるよう取り組んでいきます。
 個人的には新緑の頃が一番好きなんですよ。ゴールデンウイークのちょっと前くらいが、七ヶ宿ダムの水が満水になる時期なんですが、そこに周辺の山々の様々な新緑が映えるんです。そして遠くには残雪の蔵王連峰・不忘山(ふぼうさん)。それが季節としても景色としても、一番七ヶ宿らしいと思っています。

ままぱれ読者や七ヶ宿町民、移住を考えている方にメッセージをお願いします。

 七ヶ宿は思っているより暮らしやすいし、楽しみがいっぱいあると思っていますので、ぜひ一度、ご家族で七ヶ宿に遊びに来てください。七ヶ宿の町民の方には、七ヶ宿に住んでいること、暮らしていることに自信を持って、七ヶ宿で頑張っていただきたいと思っています。移住を考えている方は、自分が七ヶ宿で何をしたいかということをしっかりアピールしていただき、七ヶ宿で生活できるような仕組みを一緒に考えていければと思っています。よりよい移住のお手伝いができるよう、これからも取り組んでいきます。
 春になれば雪も溶けて、ダム公園もオープンします。そこに七ヶ宿焼の工房もありますし、ダム公園とその周辺の景色を十分楽しんでいただければ、七ヶ宿はいいところだな、ほっとするところだなと感じていただけるのではないかと期待しています。白石から国道113号を登って来て、トンネルを抜けると視界が開けて、眼下にダムが見えると、景色も空気も「あ、違う」と思うんですよ。「トンネルを抜けると、ユートピアがあった」みたいに感じていただければと思います。

 また七ヶ宿ダムは宮城県民の水がめですので、七ヶ宿ダムのことも知っていただきたいですね。こういう環境の中で水が溜まって、この水が自分の家の水道から出てくるんだということを想像していただければと思います。ダムの管理事務所も、見学のお客様をとても熱心に迎え入れています。移住しなくても1ヶ月に1回くらい行ってほっとしたい、あるいはゆっくりしたい、リフレッシュしたいという時に、ぜひ七ヶ宿にお越しください。

町長からのメッセージ

「七ヶ宿に住む」を応援しています!

七ヶ宿くらし研究所・くらけんCafé
移住・定住支援センター

七ヶ宿は自然の美しさだけじゃない!とても面白くて住む人に優しい町です。その魅力を伝え、七ヶ宿をより豊かな場所にするため、私たちは日々研究・発信しています。町の人も移住を考える人も観光に来た人も…みんなここに集まって情報交換をしましょう。スタッフはみんな移住者です。だからこそ、伝えられることがあります。
「七ヶ宿に住みたい!」「田舎で暮らしたい!」「自然豊かな場所で子育てをしたい!」などなど、少しでも七ヶ宿の暮らしに興味のある方、くらし研究所では、移住のために不可欠な住宅・仕事の情報発信や相談をお受けしています。皆様の不安が解消されるよう、お手伝いさせてください。

七ヶ宿くらし研究所

職業紹介
平成29年8月に「無料職業紹介所」としての業務を開始。七ヶ宿町への移住を検討される方々へ、町での暮らしや子育てなど移住に対する不安を解消しながら、地域に根差した職業を紹介させていただきます。もちろん、町内在住の方のご相談も受け付けております。

お試し住宅
「七ヶ宿町に住んでみたいけど…」そんな皆さん!まずは「お試し住宅」を利用してみてはいかがでしょうか?町での生活を体験してみてください。オススメは雪深い冬の時期です。

空き家バンク
空き家を「売りたい」・「買いたい」の橋渡しをする空き家バンク。現在はその役割を七ヶ宿町役場が担っています。二地域居住や賃貸・売買、畑付き、リノベーション可能など、様々な暮らし方の可能性があります。くらし研究所では、七ヶ宿町役場と連携し、空き家情報を発信する準備を進めています。

お問い合わせ
移住・定住支援センター
七ヶ宿くらし研究所

[TEL] 0224-26-6933


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Vol.1 しちかしゅ暮らし ~ ないもの自慢の町 ~【教育編】はこちら

Vol.2 しちかしゅ暮らし ~ ないもの自慢の町 ~【住まい編】はこちら

Vol.3 しちかしゅ暮らし ~ ないもの自慢の町 ~【仕事編】はこちら 

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