コロナで外遊びができない息子の運動能力について
3歳になる息子について相談です。
密を避けるため、外や室内遊戯場で思い切り遊ぶことが少なく、運動能力がきちんと成長しているか心配です。
室内(マンション)での感触遊びや、体幹を鍛える遊びを教えてください。
3歳の息子さんがいらっしゃるのですね。3歳児と言えば、足腰の力がつくとともに、何事にも興味関心を持ち、自分以外の存在をしっかりと認識して身近な人と楽しさを共感しながら遊ぶことができる年齢ですね。感染予防で、思い切り遊ぶことが難しいご時世ではありますが、3歳児はお子さんの心身の成長発達の土台となる時期であり、この時期を大切にして過ごされたいですよね。そこで保育園でのあそびをいくつかご紹介させていただきます。
室内での感触あそびや体幹を鍛える遊びとの事なので、保育園で行っているあそびの一つはリズムあそびです。ピアノや保育士の歌に合わせてハイハイをしたり、コロコロと転がったりブリッジや片足バランス、手押し車などをしていました。身近な音楽に合わせてお友だちと楽しさを共有しながら夢中になって体を使って遊んでいます。お家でも知っている歌に合わせて体を使う遊びをお子さんと一緒に楽しんでみてください。
感触あそびは、いろいろな感触を手足で感じながら、握ったり丸めたりちぎったりすることで、大脳を働かせて五感を刺激していく遊びであり手先足先の感覚を養ったり、運動能力にもつながります。保育園でも室内では、小麦粉粘土や片栗粉遊び、寒天あそびを行っております。食物でできているので、3歳児でも安心して遊べますので是非お家で挑戦してみてください。
密を避けてということであれば、室内で過ごすより、外で自然がある場所で散歩をしたり、斜面登りをしたり、追いかけっこをするなど自然に触れて様々な発見をしたりしながら伸び伸びとすごす事が3歳児のお子さんにとっては一番の体作りになるのではと思います。また、砂遊び、どろんこ遊び、水遊び、雪遊びも感覚あそびとなり、何よりお子さんが夢中になって楽しんで遊ぶことができます。
いずれにしても、「体幹を鍛えよう」という意識を持ちながら遊ぶよりは、「お子さんと楽しさを共有して親子の時間を楽しもう」という気軽な気持ちで取り組む事が、お子さんの心身の成長発達にとっては良いのかなと思います。将来を見据えて関わることももちろん重要な事ではありますが、3歳という愛おしい時期を大切にして、目の前にいるお子さんの興味や関心に寄り添いながら、沢山笑い合いながら体力作りをされると良いと思います。
アドバイスをいただいたのは…
佐藤 朋恵 先生
国見ケ丘せんだんの杜保育園主任保育士、子育て支援担当保育士。
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