ままぱれ

赤ちゃんの爪切りをする時のポイントは?

生まれて4ヶ月になる娘のママです。
みんな子どもの爪切りって誰から習ったんでしょうか。
私は自己流でやってきたのですが、つい切りすぎてしまい、娘が爪切りを嫌がるようになってしまいました。
子ども用のグリップタイプの爪切りを使っているのですが、上手な切り方を教えてください。

赤ちゃんの爪切りのポイント



 4ヶ月になる娘さんの爪切りのご相談ですね。赤ちゃんの爪は大人と比べてとても小さく、切るのが難しいと感じている親御さんは多いと思います。小さくて可愛らしい爪をどうしたら安心してケアできるのか一緒に考えていきたいと思います。

 赤ちゃんの爪切りが難しい理由として、赤ちゃんの爪の特徴が影響しています。まず、特徴の1つとして、赤ちゃんの爪が薄くて柔らかいということがあります。2つ目の特徴として、大人の爪は中心部分が軽く盛り上がった形をしていますが、赤ちゃんの爪はまだ平らな形をしています。このような理由から、うまく切れずに、皮膚や爪そのものが、爪切りに挟まってしまったり、切りすぎてしまったりということが起こりやすいです。3つ目の特徴として、赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、爪が伸びるスピードも大人に比べると早いです。このように頻繁に爪を切らなければいけないことも、ママが負担を感じる理由の一つかと思います。

次に爪切りのポイントについてご紹介していきたいと思います。まず、切り方のコツについてですが、最初に赤ちゃんの指を一方の手でしっかり固定し、赤ちゃんの指の肉を押しながら爪を切ることがポイントです。指の肉を押し、爪を押し出すことで、爪切りの刃で誤って赤ちゃんの指を傷つける可能性が減ります。次に、爪を切る順番もポイントになります。最初にまっすぐ横に切り、その後左右の角を切りそろえるようにしましょう。切る回数については、一度に全部切ろうとせず、何回かに分けて切ることをおすすめします。きれいに切るというよりは、気になる部分だけを切るという感覚でいきましょう。爪切りの頻度については、赤ちゃんの爪はすぐに伸びてしまうので、1週間に1回くらいを目安に切ってあげるとよいですね。爪を切る時のタイミングも重要です。タイミングとしては、赤ちゃんの動きが静かな、寝ている時や授乳中などが一番おすすめです。それ以外では、音のなるオモチャや、ママの歌など、赤ちゃんが別のことに夢中になっている時もよいと思います。一方で、入浴後の爪切りはあまり適していません。大人の爪は厚みがあり固いため、入浴後で少し柔らかくなった時が切りやすいのですが、赤ちゃんの場合は逆に柔らかくなりすぎてしまうため避けたほうがよいです。

 最後に、爪切りのタイプも参考にしていただくと良いかと思います。今は、赤ちゃんの安全性が考慮された色々なタイプがあります。代表的なもので、ハサミタイプ、やすりタイプ、グリップタイプなどがあります。ハサミタイプや、やすりタイプは、新生児期から使用できるものが多いです。グリップタイプは、1歳頃から使用できるものが多いです。メーカーによって使用できる月齢が異なり、月齢が合っていないと爪や指を痛めてしまう可能性が出てきてしまいますので、必ず対象月齢を確認してから使用することをおすすめします。


POINT!
赤ちゃんの爪切りには3つのポイントがあります。指の肉を押しながら爪を切ることで指を傷つけないようにし、一度に全部切ろうとせず、赤ちゃんが寝ている時や何かに夢中になっている時に行いましょう。


アドバイスをいただいたのは…
佐藤 晃子 先生

青森県出身。専門は公衆衛生看護学。看護師・保健師。
現東北福祉大学健康科学部助教、保健師。2児の母。



  

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