食に興味がない3歳になる子ども。栄養の偏りや成長への影響が心配…。
子どもが食に興味がなく、もうすぐ3歳になるのにちゃんと座って自分で食事をしなくて悩んでいます。
言ってもきかないので、つい怒ってしまうことも…。栄養が偏ったり、成長に影響が出ないか心配です。どうしたら食に関心を持ってくれるでしょうか。
3歳になるお子さんの食事について、悩んでおられるのですね。保育園でもお子さんの食事について悩んでおられる保護者の方は多くいらっしゃいます。食事は生きていくうえで欠かせないものであり、さらに3歳児頃は体が成長する時期でもあるので親としては「栄養が足りていないのでは」と、心配や悩みにつながることが多いのかもしれません。
さて3歳児の発達の観点も含めて、なぜご飯に興味を示さないのかを考えてみたいと思います。まず、お腹が空いていないことが考えられます。3歳になるお子さんは、走る、飛ぶ、登るなど様々な動きが活発になり運動量がぐんと増えます。保育園3歳児クラスの子どもたちも、散歩に行ったり、園庭で走り回ったり、山登りをしたりとのびのびと体を動かしています。体の発達がしっかりとしてきていると思いますので、体を動かすあそびをたくさんとりいれて運動量を増やすことで、自然と空腹になり集中して食事ができるようになると思います。おやつの内容や量についても見直す必要があると思います。3歳となると一回の食事量が増える時期でもあります。保育園では3歳児クラスになると、午前中のおやつは食べません。午前中に目いっぱいあそびますので、給食の時は空腹なので「おいしい~」と言いながらモリモリとたくさん食べてくれます。午後のおやつは、栄養補助としての食事内容としており、まぜご飯やパン類など手作りのおやつを通常の食事の半分程度の量を食べています。ご家庭での運動量やおやつの量について一度見直してみてはいかがでしょうか。他にも、元々食が細かったり、好き嫌いが多かったりなど様々な要因がありますが、お子さんの性格や成長発達の様子を見ながら、気長に関わるといいと思います。
食事中、座って自分で食べないとありますが、保育園でも保護者の方からよく相談を受けることでもあります。まずは楽しくおいしく食べることが第一なので、親御さんが「おいしい~」と笑顔で食べる姿を見せて、少しでも自分で食べることができたらたくさんほめたり、「おいしいねー」とおいしさを共感したりすることが大切だと思います。また、言葉の理解力が備わってくる時期でもあるので、立ち歩きや遊び食べがみられる場合は、食事を片付けてしまい、その都度食事の行儀について繰り返し伝えることで理解することもできる年齢でもあります。
食事は時間よりも、量よりもまずは楽しいと思えることが何よりも大切です。お子さん自身が健康に問題なく、順調に成長発達しているのであれば食べる量が少なくても心配はありません。お子さんだけでなく、親御さん自身も食事の時間がプレッシャーや苦痛にならないように、時にはあきらめも大事にしつつ、おおらかにのんびりとした気持ちで付き合ってみてください。
POINT!
食事は時間や量よりも、楽しいと思えることが大切。親御さんが笑顔で食べる姿を見せて、美味しさを共感することが大切です。食事の時間がプレッシャーや苦痛にならないように、おおらかにのんびりとした気持ちで付き合ってみてください。
アドバイスをいただいたのは…
佐藤 朋恵 先生
国見ケ丘せんだんの杜保育園 主任保育士。
掲載年月/2025.02
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