ままぱれ

子どもにゲームを購入するかどうか

小学2年生の娘についてご相談です。
うちはゲームはさせない方針できたのですが、学校でお友達との会話にゲームの話題が多かったり、お友達たちはそのゲームの通信機能で会話しているらしく、話題についていけないようです。
娘もほしがっているのですが、買い与えるべきでしょうか。その際どういうことに注意したらいいのでしょうか。

子どもにゲームを購入するかどうか



 お子さんのゲームとのつきあい方のご相談ですね。お友達との関係も大切にしながら、ルールを守って遊ばせるために悩まれる親御さんは多いと思います。

 まず、お子さんにゲームを買ってあげるかどうか、というご質問について一緒に考えてみたいと思います。小学校低学年のお子さんは、まだまだ親との距離も近く、幼さが残り可愛い時期ですよね。この頃の発達の特徴としては、良いことと悪いことについて理解し判断できるようになると言われています。そのため、ゲームによる良いことと、ゲームによって起こる悪いことが理解できるようになります。ゲームを購入するかどうかを決める前に、一度ゲームによるメリット、デメリットについてお子さんと話し合ってみると良いと思います。ゲームによってお友達と楽しく遊べるというメリットがある一方で、ゲームによって時間を支配されたり、視力の問題、運動能力への影響などのデメリットも考えられます。通信機能を使用して遊ぶゲームですと、課金や情報流出などのトラブルもありますね。少し難しい内容もあるかと思いますが、お子さんにわかるような言葉を使いながら話しておくと良いと思います。その上で、購入するかどうかを一緒に決めていきましょう。

 また、ゲームを購入する場合に気を付けると良いこととして、ルールを一緒に考えることをおすすめします。この時は、お子さんと一緒に考え決めるということがポイントになります。小学校低学年のお子さんの特徴としては、集団や社会のルールを守ることができるようになる時期でもあります。ご家庭の中でのゲームに関するルールを一緒に決めることで、さらにルールを大事にできるようになります。そして、ルールを決めるのは買ってからではなく、買う前に話し合っておく方が良いかと思います。自分の生活リズムを考えて、ゲームをする時間の長さやタイミング、通信機能の使い方など一緒に決めておきましょう。例えば、1日1時間まで、宿題が終わったらなど、お子さんがルールを意識できるように、具体的に決めておくことがポイントです。とはいえ、小学2年生は、まだまだ自分で時間をコントロールするのが難しいかと思います。夢中になりすぎて、気づいたら時間がすぎていた、なんていうことも最初のうちはあるかもしれません。そのため、最初のうちは親御さんもルールを守れるように声をかけてあげたり、一緒に工夫するなどのサポートが必要になります。ルールが守れなかった時は、お子さんと理由を振り返り、次はどうしたら良いか一緒に考える姿勢が大切です。そして、次にルールを守って遊べた時は、しっかりと褒めてあげましょう。ゲームで遊ぶのは悪いことではなく、きちんとルールを守って遊ぶことの大切さに気付いてくれるようになると思います。お子さんと一緒にルールを考え、楽しくゲームと付き合っていけると良いですね。

うちのルール


POINT!
 メリット・デメリットや、1日1時間などのルールをよくお子さんと話し合ってからゲームを購入することをおすすめします。ゲームで遊ぶことが悪いのではなく、きちんとルールを守って遊ぶことが大切なのです。


アドバイスをいただいたのは…
佐藤 晃子 先生

青森県出身。専門は公衆衛生看護学。看護師・保健師。
現東北福祉大学健康科学部助教、同次世代育成支援室母子保健部、保健師。2児の母。



  

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